精神科専門の薬剤師の給料は?病院と薬局での違い

薬剤師の中では主にメンタルヘルスの分野で活躍したいと考える人もいるでしょう。

ただ、「精神疾患がメイン」といったように分野が限られているため、年収が低いのではないかと気になってるところも多いでしょう。

そこで、今回は精神科専門の薬剤師はどれくらいの給料で働けるのかということについて解説していきます。

精神科の薬剤師は年収いくらなのか

精神科専門薬剤師の年収は、一般的な薬剤師に比べて低いと言う事はありません。

職場によっても変わってきますが、ほぼ一般的な薬剤師と同じような給料で働くことができます。

薬剤師の平均年収が平均533万円と言われていますので、大体、400万〜500万円と見ておくと良いでしょう。

ただ、認定薬剤師や専門薬剤師といった資格を取得してスキルアップすることで、大手製薬会社に転職することも可能です。

大手製薬会社であれば、年収700万〜800万円で働くことができます。そのため、スキルアップして実績を積んでいけば高収入も目指すことができます。

病院と薬局の違い

精神科専門の薬剤師も、病院で勤務するか、薬局で勤務するかで年収や働き方が変わってきます。

そこで、それぞれの違いを比較して理解しておきましょう。

調剤薬局の場合

一般的な調剤薬局と同様に に調剤業務や、服薬指導がメインの作業なります。

ただ、精神科の場合、一人当たりに処方する医薬品の数が非常に多いです。

症状によっては 20種類以上の薬を処方する患者さんもいるほどです。

一つ一つの薬の量も多かったり、飲み合わせによる副作用を考えると調剤業務に多くの時間と労力がかかります。

現在は多く薬を処方する方針ではなく、できるだけその患者さんに適した少数の薬を処方する方針に変わってきています。

また、一般的な調剤薬局と大きく違うのは患者さんとのコミュニケーションです。

精神が不安定な患者さんが多いので、一般的な薬局よりも服薬指導には力を入れなければなりません。

例えば、精神が不安定な場合、どうしても薬に頼りたくなってしまう人も多くいます。

そのため、用法容量を守らずに過剰に摂取してしまう恐れがあるのです。また患者さんによっては、もうすでに薬を飲みすぎている場合があります。

このような患者さんを見抜くのも薬剤師の仕事なのです。

患者さんとのコミニュケーションを通じて、薬の使い方を誤らないようにサポートしていくのが精神科専門の薬剤師の大きな特徴なのです。

薬局で働く場合の年収は、先ほどと同様に400万円〜500万円と考えておくと良いでしょう。

ただ、地域によっても変わってきますので、もし給料の高い薬局で働きたいのであれば人手が不足している地域で働くことをお勧めします。

病院の場合

調剤業務や服薬指導はもちろんですが、薬局では使わないような医薬品を調剤することができます。

例えば、麻酔薬や注射罪なとです。また、精神疾患の場合、正常な数値が出ていても薬の効果が判断できない場合があります。

こういった場合、患者さんとのコミュニケーションを通じて精神状態を把握していくことになります。

薬剤師だけではなく、医師や看護師と連携して治療に当たっていくことになるので、医療従事者とのコミュニケーションも大切になります。

また、精神科の場合は、慢性期病院で働くことが多いです。

慢性期病院の薬剤師は人手が足りないので、高めの給料で働くことができるのです。

実際には、年収500万円〜600万円が平均です。

調剤薬局よりも高い給料が働くことができるので、少しでも年収が高い方がいいという場合には病院薬剤師として働くことをお勧めします。

精神科専門の薬剤師に有利な資格

年収はアップするためにも、精神科薬剤師として資格を取得することをお勧めします。精神科薬剤師の資格としては主に以下の2つがあります。

精神科薬物療法 認定薬剤師資格

向精神薬に対する専門性と精神疾患を訴える患者さんとのコミュニケーション方法を学ぶことができます。

患者さんが自分の病気は直すことができると客観的に捉えられるようにフォローするのです。

この資格を取得することで、薬剤師としての仕事の幅も広がります。

ただ、認定薬剤師資格を取得するには、研診を経て5年以上の実務経験や認定試験の合格、日本病院薬剤師会の会員であることなど、計9つの申請条件があるのです。

なかなか、取得するのが難しい資格なので、もし認定薬剤師に受かった場合、薬剤師としての価値を大きく高めることができるでしょう。

精神科専門薬剤師

精神科としての最先端の医療研究や病院内外での薬剤師や医師の指導、研究者の育成などを行うことができるようなります。

この資格は薬剤師というよりも、研究者と近い側面があります。

そのため、最新のメンタルヘルスについて興味があったり、精神医学の中で新しい発見に取り組みたいという人にオススメの資格です。

ただ、この精神専門薬剤師の資格も取得するための基準が高いです。

認定薬剤師の資格を取得した上で、3本以上の精神科領域に関する論文と、2編以上の学術論文が学会誌に掲載される必要があるのです。

取得するのが難しい部分、価値の高い資格なので精神科専門の薬剤師としてエキスパート目指した人は、チャレンジしてみるも良いでしょう。

資格を取得しやすい職場で働く

精神科の薬剤師として資格を取得したい場合、 おすすめなのが「資格取得制度」のある職場です。

企業側が受験にかかる費用を負担してくれたり、研修を行ってくれるのです。

ここで紹介した、2つの精神科薬剤師の資格は難易度が高めなので、独学での勉強ではなかなか受かることができません。

そこで、資格をしやすい職場で働くことで、資格の申請条件なども満たしやすくなります。

ただ、こうした求人は数が少なく、ライバルも多いのですぐに募集が埋まってしまう傾向にあります。

そのため、少しでも早く情報をキャッチしておく必要があります。

まずは、転職サイトに登録しておきましょう。何万件という求人の中から希望の職場を調べることができます。

また、資格を取得しない場合にも、慢性期病院の求人は数が少ないので、やはり早めに情報収集しておく必要があります。

さらに、転職コンサルタントに相談することで、職場の雰囲気や見学などもできます。

薬剤師が転職する際に必ずといって使用するのが転職サイトです。というのも、100以上の中から自分の希望にあった求人を選べるためです。

 

幸いなことに、登録~転職完了まですべて無料で使うことができます。登録にかかる時間は2、3分程度です。ただ、転職サイトにも向き不向きがありますので、自分に合ったものを探す必要があります。

 

以下の記事では、薬剤師専門の転職サイトをランキング形式で特徴を解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。

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