接客・コミュニケーションが苦手な薬剤師がすべきこと

薬剤師は服薬指導を通して、患者さんに薬の用法、容量やタイミングなどを説明しなければなりません。

しかし、コミュニケーションに苦手意識を持っていると患者さんにうまく説明できなかったり、しどろもどろになってしまうこともあるでしょう。

その結果、患者さんに嫌な顔されたり、クレームもらったりする可能性が高まります。また、コミュニケーション能力が低いことが原因で、同僚や上司との関係もうまくいかない人も多いです。

そこで、今回は接客やコミニケーションが苦手な薬剤師がすべきことについて解説していきます。

コミニケーションがうまくいかない1番の原因

接客や人と話すことに自信がない人は「過度な緊張」に悩んでいる人が多いです。また、失敗したらどうしようといった不安も感じているでしょう。

この緊張や不安があなたの仕事のパフォーマンスを下げてしまいます。

例えば、事務作業や調剤業務など、1人で行う仕事はスムーズにこなせるのに、他の人と一緒に行う仕事は相手の顔を気にしてしまってのびのびと仕事ができないと感じるかもしれません。

こうしたコミュニケーションの苦手意識からくる、不安や恐怖が緊張につながっているのです。

「緊張は誰でもするもの」という嘘

ただ、このような緊張や不安について、他の人に相談をすると「緊張は誰でもするものだよ」と答えを返してくる人が必ずいます。

確かに緊張しない人いませんが、緊張感やすいタイプと感じにくいタイプがいるのは理解していただきたいと思います。

緊張を感じても、自信を持って行動できるタイプと、緊張に飲まれてしまうタイプの人がいます。

心理学で、最も信頼性の高いbig5という性格分析の中に「神経症傾向」という性格要素があります。

この部分が高いか低いかによって、不安を感じやすさが変わってくるのです。おそらく、コミニケーション苦手とする多くの人はこの神経症傾向が高い可能性があります。

そのため、誰もが同じように緊張を感じているわけではないのです。

接客・コミュニケーションが苦手な人が最初にすべきこと

とは言え、薬剤師が行う接客は非常に責任が重く、服薬指導の時に正確な情報を伝えなければ、患者さんの健康を害してしまう恐れがあります。

1日1錠で良いはずの薬を2錠飲むことによって、副作用が増大することもありますので、少しの伝達ミスも許されることではありません。

そのため、接客に自信がない薬剤師が一番最初にすべきことは、伝えなくてはいけない事を口に出すことだけを意識するようにすると良いでしょう。

噛んでもいいですし、しどろもどろになっても問題ありません。ただ薬の用法用量はしっかりと伝えるようにしましょう。話し方をきれいにするのはその後です。

知識不足が不安の原因

また、薬剤師が接客に不安を抱いてしまう原因の1つとして、患者さんからの質問が挙げられます。

わからないことを質問されたらどうしようという不安によって服薬指導のたびに緊張してしまうのです。

この場合、少しでも自分の知識増やすことで自信が持てるようになります。また、質問されて答えられた回数が多ければ多いほど患者さんからの質問も強くなくなります。場数を踏むことが大切です。

そのため、空いた時間はできるだけ、いつ質問が来てもいいように、知識を広げる時間にすると良いでしょう。

薬剤師の退職理由は「人間関係」が一番多い

接客だけではなく、職場の人間関係もコミュニケーションが苦手意識があると、患者さんとのやりとりだけではなく同僚や上司との会話にも支障が出てしまいます。

例えば、仕事でわからなかった時に周りの人に質問できなかったり、プライベートな会話ができずに孤立してしまうこともあります。

職場での人間関係が良くないと、業務自体も楽しくなくなってしまいます。実際に苦手な人が職場にいて、なかなかスムーズに仕事が進められないと感じている人も多いです。

実際に、薬剤師の転職理由で1番多いのが人間関係の問題です。

コミュニケーションが苦手な人はこれらのデメリットを受けやすいので、転職を考える人も多いのです。

コミュニケーションが苦手な人でもメリットはある

ここまで、コミニケーションが苦手な人のデメリットについて書いてきました。いいことなしのように見えますが、実はコミニケーションが苦手な人にもメリットがあるのです

そこで、接客やコミニケーションに苦手意識を持っている人はどんなメリットがあるのか解説していきます。

1.障害に対処できる

自分はコミニケーション能力が低いと感じているからこそ、失敗を予測することができます。

例えば、接客で相手に失礼なことを言ってしまうかもしれないとあらかじめ分かっていたら対策することができます。

例えば、何度も服薬指導や患者さんの対応を練習するようになり、本番では完璧に仕事をこなすことができるようになるのです。

ただ、失敗を予測しておきながら何も対策しないのは問題ですが、まずは障害が予測できる能力があることを誇りに思うようにしましょう。

2.協調性が強い

コミニケーションが苦手な人は、無意識に相手がどう思っているかを考える人が多いです。例えば、上司の顔色を伺って自分の行動を決めたりなどです。

常に不安を感じているので、脅威となるものをいち早くキャッチしようと体が反応するのです。

そのため、周りの人の感情や心を読む力が自然と身についています。

相手が今何を自分に求めているのかを理解するのがうまいので、薬局や病院などでも他人の立場になって考えられるのです。

ただ、話し方に自信がなかったり自己主張が少ないので、あまり人から評価される事はありませんが、周りが気づかないところで役に立っているタイプが多いのです。

3.創造力が高い

さらに、コミニケーション能力が低い人には創造力があります。

不安で集中が途切れてしまって全く別のところに気がついてしまうことがよくあるかと思いますが、これによって新しい発想が生まれやすくなります。

不安感から、様々なものに注意がそれることによって、発想が生まれやすくなるのです。また、コミニケーションに苦手意識を持っている人は、行動するよりも頭の中で考えることが多いかと思います。

例えば、ミスをしてしまった日の夜はずっと「あの時こうしとけば」といった考えが繰り返し頭の中で駆け巡るような体験をしたことはありませんか?

このように、思考をめぐらせるをめぐらせるほど外に気がついたときに頭の中にあるものと、外部の情報が結びついて新しいアイディアが思いつきやすくなるのです。

以上の3つから言えるように、コミニケーション能力に苦手がある人にもメリットはあります。そのため、自分のタイプを理解して仕事に取り組むようにしていくと良いでしょう。

接客やコミニケーション能力が苦手な場合の対処法

コミュ障にもメリットがあることを説明しましたが、なかなかそう簡単に「自分にはいい部分もあるのか!」とは考えられないかと思います。

それでは、コミュニケーション能力にに自信がない場合の対処法についてまとめて解説していきます。

やはり、先ほども書いたように服薬指導では患者さんに正確に薬の使い方を伝えなければいけません。

もし、伝え忘れが多いのであれば、少し時間がかかっても伝えるべき事項のチェックリストを作ってから患者さんに服薬指導に行くと良いでしょう。

とにかく、話し方や感じの良さよりも情報を正確に伝えるところが大切です。

そのため、コミュ二ケーション能力や接客に苦手意識を持っている人は、とりあえず言うべきことを言えていればOKと考えるようにしましょう。

正確に、伝えるべき事は伝えられていると言う人は、口角を上げる上げて話すことだけを意識して接客に当たるのも良いです。

明るく話そうや、感じよく話そうと考えると逆に緊張してしまったりしますので、「口角を上げて話す」といったように一つに意識を集中させるとスムーズに話せるようになります。

職場の人間関係が問題の場合

一緒に働く人や、周りの環境によって自分の素を出せる時と、出さない時があると思います。

仕事での会話や接客に不安を抱いてしまうのは、上司からのプレシャーだったりもします。では、今の職場の人間関係が悪い場合はどう対処すればよいのでしょうか?

これは、どのくらい人間関係が悪いかによって変わってきます。

少し嫌な上司、ウマが合わない人がいる

自分と合わない人がいる、あまり好きではない上司がいるという場合には、その人とはあまり関わらないように心掛けて、職務に集中するようにしましょう。

もちろん、今よりも仲良くなることが可能であれば、それがベストです。

ただ、関係を改善するのが難しい場合には、苦手な人は無視して、仕事に集中することお勧めします。

特に積極的にプラベートな会話をする必要はなく、必要最低限の事務的な会話に留めておくのが無難です。

少しウマが合わない人がいるだけで職場を変える人もいますが、ウマが合わない人がいない職場の方が珍しいのであまりお勧めしません。

イジメやパワハラを受けている場合

暴言を吐かれたり、暴力を振るわれたりしている場合には、職場を変えることお勧めします。

お前は「薬剤師向いていないから」といった言葉や、ミス笑われるような職場で最高のパフォーマンスを発揮するのは不可能です。

また、パワハラやいじめをやめさせて、風通しの良い職場に変えるのは非常に困難であることは目に見えるでしょう。

そこで、職場環境を変えることが、一番簡単な対処法となります。

ただ、転職しても同じような職場だと意味がないので、しっかりと人間関係が円滑な転職先をリサーチする必要があります。

オススメの方法としては、「職場見学」をすることです。求人票の情報だけでは、事実と異なっているケースも多いので、自分の目で確かめることが必要です。

「職場見学」は転職サイトのコンサルタントに相談すれば、行うことができます。もちろんコンサルタントも同行してくれます。

もし、人間関係が原因で接客にも影響が出てしまっているのであれば、転職サイトを活用し、風通しの良い職場を探してみるとよいでしょう。

薬剤師が転職する際に必ずといって使用するのが転職サイトです。というのも、100以上の中から自分の希望にあった求人を選べるためです。

 

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