薬剤師がパワハラで退職する際の注意点

あなたは、上司から調剤ミスを笑われたり、「お前薬剤師向いてないから」と言われたことありませんか?また、ひどい場合には暴力を振るわれたり、セクハラされた経験がある人もいるのではないでしょうか。

このような.立場の人から過度な圧力やプレッシャーをかけられてしまった場合、精神的にも肉体的にも仕事が辛くなってしまいます。仕事に関する指摘ではなく、人間性や人格を否定されるようなきつい言葉を得られ言われれば、薬局や病院を退職したいと考えるのは無理もありません。

しかし、辞めたくても辞めさせてもらえない状況であったり、今自分が置かれている状況がパワハラに該当するのか判断がつかないと言う人もいるでしょう。そこで今回は、薬剤師におけるパワハラへの対処法等について書いていきます。

パワハラの定義

まず、そもそも、パワハラとはどういった状況を指すのでしょうか。今、実際に上司に対してストレスを感じている場合、明確に自分がパワハラを受けていると判断がつかない場合もあるでしょう。そのため、まずは何を持ってというのがパワハラと言うのか知っておく必要があります。

あかるい職場応援団|パワハラの定義によると以下のように定義されています。

同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいいます。

権力がある事をいいことに、部下に対して暴力を振るったり、暴言を吐いたりすることですね。

薬剤師が受けるパワハラの例

では具体的に、薬剤師にはどのようなパワハラの事例があるのでしょうか。典型的なものとしては管理薬剤師、エリアマネージャーから無謀な課題を突きつけられるといったものがあります。明らかに達成不可能な課題と分かっていながらも、部下に課すのです。

例えば、一日に捌かないといけない処方箋の枚数が無謀なほど多いなどです。それに対して意見したら「お前が無能だから行けないんだろう」とキレてしまうわけです。

そのほかにも、管理薬剤師から、上司だからという理由で性的な関係を求められるなども典型的なパワハラの例です。自分の権力を利用したセクハラもパワハラとして判断することができます。さらには、調剤ミスや、調剤過誤をしてしまって暴力を振るわれるなどもパワハラに当たります。

パワハラを受けているとわかったら

ここまでパワハラの基準について説明してきました。自分がパワハラを受けているかどうか理解できたと思います。もし、あなたがパワハラを受けていても会社に残りたいという場合は別ですが、少しでも退職の意思があるならやめる決断をすべきです。

とにかく早く退社できるように努力する

真面目で完璧主義者の人にありがちなのですが、明らかに会社側が悪いのに自分を責めてしまう人がいます。こうした性格の持ち主は、がんばって働き続けた挙句、最終的にうつ病になってしまうケースがあります。

そのため、自分がパワハラを受けているとわかったら、会社側にも責任はあると考えを改めるようにする必要があります。

そして、もしパワハラがひどく精神的に参ってしまっているようであれば、すぐにでも退職するべきです。この判断は、仕事場によって変わりますが、個人的にはパワハラを受けている時点でその会社を辞めるべきだと思います。

そのため、パワハラを受けていると気づいた場合に最初することは、退職するかどうかの判断です。そして、退職するのであれば、上司に申し出をすることです。

引き留めへの対処法

しかし、パワハラを受けているような状況であれば、上司が意地の悪い性格であることが多いので、そう簡単に止めさせてもらえない可能性があります。

特に多いのが、普段は平気で暴言を吐いているのに、退職を申し出たときだけ、「あなた会社にとって必要な人なんです」と妙に持ち上げてくるのです。しかし、これはあなたを会社に引き止めるための戦略でしかありません。上司の要求に応じて、働き続けたとしても、少し時間が経てば、またパワハラが始まります。

そこで、辞める意思が少しでもあれば、かたくなに。「〇月いっぱいで退職させていただきます」と意志表明しましょう。

というのも、民法では2週間前に退職を申し出れば、会社を辞めることができるのです。そして、基本的には会社側その申し出を拒否することができないと定められています。そのため、引き留めに遭った場合には、「法律上問題ないはずですよ」と切り返せば大丈夫です。

辞めたい!と言えない場合には…

しかし、母によってパワハラによって精神的にダメージを負っている人は、恐怖心から自信を持って人を表明できないと言う人もいるでしょう。ただ前途の通り、無理に働き続けても精神を病んでしまう恐れがあります。そのため、どうにかして止める方法を見出さなくてはなりません。

そこで、挙げられる方法が以下の2つです。

信頼できる人に相談する

薬局や病院の中に信頼できる上司や同僚がいるのであれば、その人に相談に乗ってもらいましょう。もしかすると、自分1人では思いつかないような解決策を提示してくれる可能性があります。また、事情飲んでくれて、辞意の申し出に一緒に付いてくれることもあります。

そういった信頼できそうな人が職場前にいない人は、厚生労働省の「総合労働相談コーナー」に行ってみるのも1つの方法です。

このコーナーでは、労働者に対して全般的な相談に乗ってくれます。その中でもパワハラに対する案件は多いようですので積極的に話を聞いてくれるでしょう。

最終手段「バックレ」

人に相談して解決策が得られればそれでオーケーですが、なかなか状況が変わらない場合には最終手段としてバックレると言う方法があります。バックレると聞くと社会の中のクズ人間やるイメージがありますが、状況によっては賢い方法にもなりうるのです。

例えば、辞めたいといっても強引に引き留めようとしてくる場合、裁判を起こす時間やお金があればいいですが、実際のところは難しいケースが多いです。それを見越して上司が引き留めてくるのであれば、いっそバックレるのが一番有効な方法であるといえます。

しかし、この方法を使う際の注意点としては、どんなに自信がなくても、どんな形でもいいので上司に一度は辞意を伝えてから実行しましょう。あとで追求された時にあなたに非があると言わざるおえない状況になってしまいます。

一度、辞意を伝えたのに辞めさせてもらえなかったのであれば、法律的に問題がある行為なので会社側が追及されます。

ただ、辞意を伝えずに突然いなくなるのは、いくらパワハラを受けていたとしても、分が悪くなってしまいます。そのため、「バックレる」という手段使う場合には必ず退職の申し出をしても、辞めさせてもらえない状況で実行しましょう。

パワハラのない職場の探し方

ここまでで、パワハラから逃げる方法は理解できたかと思います。ただ、ゴールはやめることではなく、パワハラのない会社で安全に働くことです。転職の際に気になる職場を調べ尽くす必要があります。しかし、職を探す方法は世の中に多くの方法があるので、どれが有効なのかわからないという人も多いでしょう。

パワハラがない職場、いわゆるホワイト企業はどのような手段を通じて探していけばよいのでしょうか。ここではいくつかそのポイントを解説していきます。

ハローワークは極力使わない

転職活動のメジャーな方法として使用されるのがハローワークです。ものすごい数の求人数がありますので、幅広い視点で希望の職場を探すことができます。しかし、転職をする上でハローワークを使うのはあまりおすすめできません。ハローワークは、求人広告を掲載するのにお金がかからないのです。

つまり、企業側はノーリスクで募集を出すことができるのです。すると、儲かっていない人手不足の求人が多くなります。このような企業は労働環境が悪い場合が多く、パワハラが行われているブラック企業である可能性が高いのです。

実際に、現在ハローワークでのブラック企業の多さが問題になっており、対策がとられております。そのため、10年、20年後であればハローワークの危険性が改善されていることが望まれますが、現在はその問題が解決には至っていません。

もし、転職活動の相談をするのであれば転職サイトを使うことをお勧めします。転職サイトであれば求人広告を掲載するのにお金がかかるので、あまり質の低い企業は少ないのです。

転職前に事前見学しておく

転職サイトを活用すると、ほとんどの場合、希望出せば、事前に職場見学をさせてもらうことができます。求人票に書いてある内容と実際の職場環境が異なっているケースはよくありますので、気になる求人があるのであれば事前見学は必須といえます。

この時に、その会社で働いている社員の表情や姿勢などを見ておくと良いです。明らかに暗い表情している場合は要注意です。

もちろん可能であれば、勤務している際に質問した方が確実です。ただ、仕事中の場合が多いので、なかなか質問する機会が取れないかと思います。そのため、事前見学での観察力や洞察力は転職先を見極める上で非常に役に立ちます。

個人的に気になった薬局や病院を覗きに行く

しかし、事前見学には落とし穴があります。「見学させてください」といってアポイントを取った場合、企業側は何日の何時にウチの会社に興味を持った人が見学に来ると分かっていますね。

そのため、見学をしている最中はもちろん、会社の都合の悪い部分は隠して、いいところばかり見せようとして来るのが普通です。テスト前に一夜漬けで勉強するような形で、事前見学の時だけすごくいい会社のように見せようとするのです。

このような場合、事前見学だけで判断すると働き始めた後に大きな負のギャップを感じることになります。

そこで、事前見学でいい会社だと判断できた場合には、アポを取らずにゲリラ的にその会社を覗きに行くのです。もし薬局を希望されるのであれば、お客さんとしてその薬局を使ってみるのもアリです。

こうしてゲリラ的に訪問することで、仮面をかぶった企業の姿ではなく、その会社の素顔を見ることができます。そのため、最終確認として仕事の休日などに転職先を覗きに行くことをお勧めします。限りなくホワイトに近い求人先を転職前に知ることができるので、今までパワハラに悩まされてきた人は、ぜひ実践してみてください。

薬剤師が転職する際に必ずといって使用するのが転職サイトです。というのも、100以上の中から自分の希望にあった求人を選べるためです。

 

幸いなことに、登録~転職完了まですべて無料で使うことができます。登録にかかる時間は2、3分程度です。ただ、転職サイトにも向き不向きがありますので、自分に合ったものを探す必要があります。

 

以下の記事では、薬剤師専門の転職サイトをランキング形式で特徴を解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。

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