薬剤師が転職を繰り返すメリットとデメリット

転職を繰り返すことは世間一般的に見れば、悪いイメージしかありません。しかし、条件や状況によっては転職を繰り返していることは強みにもなるのです。

短期間で職場を転々とすると、どんどん転職しづらくなっていくのでは?と不安も大きいでしょう。

しかし、転職を繰り返すことでしか得られないことはいくつもあります。

いま転職をしようか悩んでる人は転職を繰り返すメリットとデメリットを比べて、後悔のない選択しましょう。

薬剤師が転職を繰り返すことのメリット

一つの職場で長く勤め上げることは価値のあることですが、視野が狭くなってしまうこと弱点です。長く勤めれば勤めるほど、その職場でしか通用しない人間なっていきます。

幅広い知識を得ることができる

例えば、調剤薬局でも眼科の門前薬局であれば、目薬ばかり扱うようになります。

この薬局に10年間勤めたとしても目薬の知識しかないので、他の調剤薬局や病院では苦労することになります。

このように転職を繰り返すことは一見デメリットにしか見えないですが、短期間で幅広い知識が得られるのです。

しかし、一つの職場に在籍している期間が短すぎる場合は、知識が身につかないので注意が必要です。

最低でも1年間ぐらいは一つの職場で働いていれば、その薬局が扱っている医薬品の知識は身につくはずです。

コミュニケーション能力が身につく

職場を転々とする場合、短期間で何回も新しい人間関係を構築していかなくてはいけません。

半年や1年で職場が変われば、その度に全く知らない人と仕事をする必要があります。

このように単純に新しい環境に身を置く回数が増えるだけで、コミュニケーション能力は身につくのです。

コミュニケーション能力は薬剤師以外の職種でも必須となるスキルですので、何処へ行っても活用できるベースを作ることができます。

特に医薬品業界では、

CRC(治験コーディネーター)

CRA(臨床開発モニター)

MR(医薬品営業)

といった職業は調剤スキルは必要なく、コミュニケーションの方が重宝されます。つまり、転職を繰り返すことで他職種でも活躍できるオールラウンダーになることができるのです。

薬剤師が転職を繰り返すことのデメリット

もちろん、転職を繰り返すことはメリットだけではなく、デメリットも大きいです。

転職に不利

一番厄介なところで言うと、経歴を重視している企業にアプローチする場合はかなり不利になるでしょう。

短い期間で何回も転職を繰り返している人は仕事が続かない人というイメージを与えがちです。

もちろん、採用する側にとっては長く働いてもらえた方がいいので、すぐに辞めてしまう人材を積極的に採りたいとは思いません。

そのため、このデメリットを補うために長く続けられる根拠を示す必要があります。

正社員であれば、このような傾向が顕著に現れます。ただ、パートや派遣であれば短期間でも問題ない場合もあります。

そこで、転職を繰り返すのであれば、パートや派遣に応募するのもデメリットを解消する一つの方法です。

調剤スキルが身につかない

一つの職場を短期間しか働いていない場合、初歩的な調剤業務や一包化ぐらいしかさせてもらえないケースが多いです。

職場に在籍しつづけないと任せてもらえる仕事も少なくなるので、スキルアップすることが難しくなるのです。

薬剤師として転職を繰り返していると、どうしても基本的なスキルしか身に付きません。そのため、転職時に経験不足だと思われてしまう可能性が高くなります。

ただ、20代であれば深く前職の経験を掘り下げられることは少ないでしょう。どんなに早くても24歳から薬剤師になることを考えると経験が浅いことが多いからです。

しかし、30代になると即戦力を求めるようになります。そのため、前職での経験をより深く質問されるようになります。

この時、転職ばかり繰り返していて調剤スキルが身に付いていない人は職さがしに苦労することになります。

つまり、20代の新人薬剤師であれば、転職を繰り返してもダメージは大きくないのです。ただ、あなたが30代の場合は転職を繰り返すことは得策とではないと言えます。

年収が上がらない

1つの職場で長く働かなければ、もちろん昇進することもありません。その結果、給料が上がることもないと言うわけです。

当たり前ですが、1年ごとに職場を変えている場合はどこへ行っても入社1年目の年収で働くことになります。

転職を繰り返しているとずっと同じ給料で働かなければならないのです。

そのため、個人的には職場を転々とするのであれば、派遣薬剤師をお勧めします。

先ほども書いたように派遣であれば、短期間でやめてしまっても転職する際に不利になることも少ないですし、高い給料を提示してくれるところが多いです。

派遣の調剤薬局でも時給2000円から3000円で雇ってくれる求人もあります。高ければ、年収500万円は超える計算になります。

つまり、派遣薬剤師として働くことで転職を繰り返してしまうデメリットを雨程度補うことができるのです。

転職を繰り返してはいけない時

ここまで、転職を繰り返すことのメリットとデメリットを挙げていきましたが、転職しても状況が特に変わらない場合は今の職場に残った方が良いです。

例えば、今の職場でうまくいかないことが多い場合、どうしても他の職場の良い面ばかりが目に写ります。

隣の芝が青く見えてしまうので、正当な理由なしに一時的な感情で転職を決意してしまいます。

ただ、今の職場がつらいからという理由での転職は失敗するケースが多いです。

将来像があるわけでもなく、理想の職場を追い続けても無駄に転職の回数が増えるだけです。

転職を繰り返す理由を明確にする

転職を繰り返す上で必ずやっておきたい事が理由を明確にすることです。やはり、職場を転々としていれば、その理由は必ず質問されるでしょう。

そこで、いつでも答えられるように転職を繰り返している理由を答えられるようにしておく必要があります。

この記事で説明した「幅広い医薬品の知識を身に付けたい」でもよいでしょう。転職を繰り返しても納得できる理由があれば、就職に不利になることもなくなります。

また、明確な理由があれば、ただ隣の芝が青く見えているのではないことも伝わります。もし、転職を繰り返す場合には必ず理由を説明できるようにしておきましょう。

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