公務員薬剤師には年齢制限があるのか

薬剤師として仕事の安定性を求めるために公務員を目指す人も多いでしょう。

公務員薬剤師になるには、もちろん公務員試験を受けなければならないのですが、年齢によっては試験を受けることができないのです。

30代前半までに公務員試験に受かっとくべき

公務員試験を受けるには、年齢制限があります。

国家公務員は29歳未満が多く、地方公務員の場合は地域によって変わってきますが、高くても36歳未満が対象となっています。

つまり、公務員試験を受けられる年齢は30代前半までと考えておくのが良いでしょう。

公務員試験の内容

公務員試験の内容としては、主に「教養」と「専門」に分かれます。

教養は数学の問題や、文章の読解など一般教科で習ったことの応用が出題されます。

教養に関しては、薬剤師国家試験よりも難しくはないので軽く復習しておく程度でも問題ないです。

ただ、学業へのブランクが長い人はしっかりと勉強する必要があります。

「専門」は法律の問題や、経済、行政のはたらきなど範囲がかなり広いです。

そのため、「教養」よりも「専門」の方に比重を置いて勉強しておくのが良いです。特に出来る限り早めに対策を始めるようにしましょう。

独学に限界を感じるのであれば、予備校に通うという選択肢もあります。

まだ、公務員試験を受けていない人は「教養」と「専門」の2つについて早めにチェックしておきましょう。

資格を持っていれば40代50代でも、転職可能

資格を持っていない人は、公務員試験を受けるのに年齢制限がありますが、資格さえ持っていればいつでも公務員として働くことができます。

そのため、20代や30代の時に公務員資格を取っておくと転職の幅が広がります。

公務員は年齢によって、給料が変わってきますが、40代や50代で公務員薬剤師となった場合、年収はどのようになるのでしょうか?

転職後の年収

公務員は年功序列なので、40代や50代で公務員薬剤師として転職すると以下のような月収になります。

40歳以上 44歳未満  400,094円
44歳以上 48歳未満  446,870円
48歳以上 52歳未満  477,936円
52歳以上 56歳未満  501,364円
56歳以上 60歳未満  518,270円

つまり、40代であれば40万円前後で、50代なら50万円前後と考えておけば良いでしょう。

薬剤師の平均月収が39万円なので、中高年で公務員に転職できれば年収アップにもつながります。

ただ、職種によっては中高年の中途採用枠が無いこともありますので、その点は注意が必要です。

公務員薬剤師の活躍の場

では、一般的な薬剤師と公務員薬剤師の仕事内容にどのような違いが生まれるのでしょうか。

公務員薬剤師は以下のような職種で活躍することができます。

国立、公立病院

公務員薬剤師は国立病院で働くことができます。国立病院に応募する場合は公務員試験がなくても良いです。

「独立行政法人 国立病院機構」に応募し、採用試験を受け、合格することで国立病院の薬剤師として勤務できます。つまり、公務員資格は必要なく、薬剤師免許だけで良いというわけです。

基本的に調剤業務や服薬指導、医薬品管理などの業務を行うのですが、民間の薬剤師と大きく違うのは、治験に参加するという点です。

新薬の開発に携わることができるのも国立病院で働く魅力の一つです。

ただ、国家公務員は転職が多いことで有名です。全国各地に異動を告げられる可能性があるので、一つの職場で長く働からケースは多くはないです。

一方で、地方公務員の資格を取得している人は公立病院で働くことができます。公立病院でも業務内容は国立と比べて大差ないですが、転勤が少ないです。

職場を固定したい人は地方公務員の試験を受けたほうが良いでしょう。

保健所

病院のほかに公務員薬剤師が活躍できる場として、「保健所」が挙げられます。

仕事内容は、保健所の地域によって変わってきます。

一般的には、大衆浴場、美容院、理髪店、クリーニング店など保健所が管轄する店舗や施設の衛星指導やチェックなどを行います。

安全性な環境でサービスを提供できているかを監査するのです。顕著にあたらくためには保健所で働くためには「国家公務員のI種、II種」に合格する必要があります。

また、国立病院と同じく異動も多いです。少なくとも3年目以内には異動を命じられるケースが多いのです。

衛生研究所

公務員薬剤師は衛生研究所で働くことも可能です。

衛生研究所では、医薬品や食品の衛生検査を行います。主に細菌に感染する恐れがないかを調べていきます。

また、衛生管理の研修や指導も行います。医薬品や食品の安全性を守ることは人の命を救うことにもつながりますので、非常に意義の高い仕事と言えるでしょう。

衛生研究所で働くには、地方公務員の資格を取得する必要があります。医薬品を患者さんに届けるよりも、安全性を追求したい人に向いてる仕事です。

このように公務員薬剤師になるには試験の受験資格に年齢制限があるものの、資格さえ取っていれば公務員として、いつでも働くことができます。

そのため、年齢がネックになっていて公務員への転職をためらってる人は、公務員薬剤師の求人をチェックしてみるのもいいかもしれません。

今の自分の環境を考えて、適切な転職活動をしていきましょう。

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