薬剤師における転職までの期間と始める時期

転職を考えている薬剤師はどのタイミングで転職活動を始めたらいいか悩む人も多いでしょう。

一般的には、4月入社を目指した年末から年明けでの転職活動が多いように思います。しかし、必ずしもこの時期に転職活動することが効果的とは言えないのです。

また、希望する条件によっては時期などは関係なくなり、年中求人先に恵まれているというケースもあります。

時期やタイミングを選ぶことが必ずしも有効ではないと言う場合もあります。

そこで、ベストな転職時期と薬剤師が転職する時どのくらい前から転職活動を始めておけば良いのかについても解説していきます。

開始時期や転職に有利なタイミングについては人それぞれ変わってくるところがありますので、この記事を参考にあなたに合った転職活動を始めていただければと思います。

転職にベストな期間

求人数が増えるのは1月〜3月だが…

先ほども説明したように、一般的には1月から3月の間に転職しようとする人が増えます。

新年度が始まるタイミングで、職場を変えようとする人はやはり多いのです。そして、ちょうどこのタイミングで薬剤師の求人数も増えてくるのです。

この時期になると、普段ではあまり見ない病院の求人や製薬企業の求人も簡単に見つかるようになってきます。

より多くの求人の中から自分に合ったものを選びたいという場合にはこの時期に転職するのも1つの方法です。

ただし、この時期に転職しようとすることにはいくつかデメリットがあります。まず、企業側から見れば、4月のタイミングで採用したい人材は新卒であることがほとんどです。

第二新卒や中途入社ではであれば、年中いつでも採用することができますが、新卒を雇いたい場合には大学のスケジュールなどがあるので、どうしても時期が限られてしまいます。

そのため、4月に採用する人材は新卒を優先して選ぶことが多いのです。こうした状況の中、第二新卒や中途入社はなかなか採用がもらえないケースが多くあります。

また、求人票に第二新卒歓迎と書いてある場合もありますが、この求人先はなりの人手不足であることが想像できます。

第二新卒や中途入社の人が4月のタイミングで優遇されるのは、新人の教育できるほど薬剤師の数に余裕がなく、即戦力を求めている企業だといえます。つまり、ハードワークなることが想像されます。

また、4月は新人が優遇されるだけではなく、そもそも転職しようとする薬剤師が多いのでライバルが多くなる傾向にあります。

しかし、1月から3月は良い求人もたくさん見つかります。例えば以下のような条件を提示してくれる求人です。

こういった求人は見つかる時間が限られています。そして、競争率も激しいということを理解しておいていただければと思います。

ライバルが少ない時期は?

では、ライバルが多い時期を避けて早めに転職先を決めたい人はどの時期に転職活動を行えばよいのでしょうか。

比較的求人に応募する人が少なくなる時期として4月、5月が挙げられます。

4月入社を目指して1月から3月の求人を選ぶ人が多いのですが、裏を返せば4月以降はそれほど転職しようと考える人が多くならないのです。

この時期であれば、早めに採用が決まるケースが多いです。ただ、条件の良い求人は1月から3月でなくなってしまっていることが考えられます。

そのため4月、5月の求人に関しては労働条件や待遇面に期待しすぎないほうが無難です。

つまり、多少条件が悪くても手っ取り早く採用もらいたい人は4月、5月の求人に応募することをお勧めします。

薬剤師は売り手市場!

ここまで、ライバルや求人数の多さから薬剤師が転職するのに有利な時期を説明してきましたが、特に時期を気にしなくても良い求人に出会える場合もあります。

現在薬剤師は人手不足のため、売り手市場になります

一年中、人材を求めている薬局やドラッグストアなども多いのです。

ただ、好条件を提示してくれる求人は求人数が多くなる時期に見つけやすくなることには変わりありません。

それでも、薬剤師を雇いたいといったニーズは時期に関係なく一年中存在するのです。

つまり、今の薬剤師市場は「雇ってくださいお願いします」ではなく「ウチで働いてくださいお願いします」という状態なのです。企業側からすれば大歓迎なわけです。

このような背景から、条件の理想をものすごく高く設定しなければ、簡単に転職先が見つかるはずです。

入社して間もないタイミングでの転職を不利

転職で有利になる時期は、勤続年数によっても変わってきます。

極端な話、入社1ヵ月でやめてしまった人はかなり正当な理由がなければ転職が非常に困難になります。

一方で、1つの職場で何年も勤めている人は経験やスキルが認められやすいです。

当たり前の話ではありますが、有利に転職したい場合にはできるだけ現職を長く続けるようにしましょう。

目安としては、少なくとも3年間働いていれば転職が不利になるケースも少ないといえます。

薬剤師が転職するタイミングとして1番多いのが、入社3年目なのです。

また、3年間薬剤師として働いていれば、初歩的なミスも少なくなり即戦力としても活躍が期待できるからです。

こうした理由から、転職を有利に進めたい場合には現在の職場で少なくとも3年働き続ける必要があります。

やむなく、3年以内に転職する際には以下の記事を参考にしていただければ、勤続年数のデメリットを補うことができます。↓↓↓

入社1年目の新卒薬剤師は転職できるのか
新卒薬剤師として入社したのはいいものの、予想以上に仕事がきつかったり、性格の悪い上司に毎日いじめられているのであれば、入社して間もな...
薬剤師が転職を繰り返すメリットとデメリット
転職を繰り返すことは世間一般的に見れば、悪いイメージしかありません。しかし、条件や状況によっては転職を繰り返していることは強みにもな...

転職までの期間とその流れ

転職に有利な時期が分かったとしても、その時期に間に合わなければ意味がありません。では、どのくらい前から転職活動を始めていけばよいのでしょうか?

結論から言うと、遅くても採用の6ヶ月前までには始める必要があります。

転職活動のステップから考えても、このぐらい猶予がないと雑な転職になってしまいます。その結果、転職後に後悔してしまっては元も子もありません。

それでは、転職完了までにどのようなステップがあるのでしょうか?

転職を決意する(1週間〜1ヶ月)

第一段階は、転職するべきかどうかを判断することです。

先ほどのように、入社して数ヶ月で転職する際は不利になるケースが多いので、本当に今転職するべきかを必死に考えることが大切です。

他にも、上司の言い方が少しきついだけで職場辞めたくなっている人も注意が必要です。

嫌な人が1人もいない職場は非常に珍しいため、無意味に転職してしまう恐れがあります。

このような、ネガティブな理由で転職を検討している場合は、職場を変えることで本当に現状が良くなるのか今一度考えて見てください。

一方で、明確な将来像があるのなら転職に成功する可能性が高まります。

今の職場では経験できないような仕事をやってみたいという人は退職理由と志望動機も考えやすいです。

後悔のない転職をするためにも、今転職するべきかどうかの判断は正確に下していく必要があるのです。

求人先、転職先を探す(2週間〜2ヶ月)

転職する意思が固まったら、実際に求人を探していきます。この時、薬剤師専門の転職サイトを活用していくようにしましょう。

転職サイトに登録することで、薬剤師転職のプロからアドバイスを受けることができます。

また、自分の希望に合った条件を伝えることで求人先をいくつか提案してくれます。

自分だけで求人を探すとなると、どの企業が安心なのか、ブラック企業の見分け方などがわからないため転職先とのミスマッチが起こりやすいです。

転職サイトのコンサルタントとの相談にはお金がかからないので、どうせならプロの手を借りた方が安心です。

自分の希望条件と照らし合わせて、転職コンサルタントと一緒に求人を探していくようにしましょう。

薬剤師専門の転職サイトの特徴とランキング
薬剤師の多くが転職時に活用する「転職サイト」ですが、実際にどれを使えばよいかピンとこない人も多いかと思います。サイトによって強みや弱...

応募(1週間〜1ヶ月)

希望の求人が決まったら、いよいよ応募する段階に入ります。

具体的には、退職理由や志望動機を考えて、履歴書を書いていきます。

しかし、この履歴書が転職するときの1番の悩みどころである人も多いのではないでしょうか?

どのように自己PRしたらいいか、志望動機に説得力があるかなど不安な点も出てくるでしょう。

ただ、転職サイトに登録しているのであれば、コンサルタントに相談ができます。

これまで何人もの薬剤師の転職を成功に導いてきたプロに履歴書を精査してもらうことで、企業側に刺さる履歴書に仕上げることができます。

転職コンサルタントは求人先について、知り尽くしているのでどのようにアプローチすればよいかなども教えてくれます。

面接(2週間〜2ヶ月)

履歴書は完成したら、次は企業側での面接が待っています。

面接についても転職コンサルタントがフォローしてくれます。

転職サイトや求人によって変わってくるのですが、面接にも同行してくれるケースがあるです。

面接前に受け答えや質問に対する答えなど、練習する時間を設けてくれるので、自信を持って面接に臨むことができるでしょう。

複数社の面接を受ける場合には、全ての面接が終わるまでに2ヶ月ほどかかることもあります。

合否発表(3日〜1週間)

面接時に合否の結果がいつまでに出るかの説明があると思いますが、基本的には3日から1週間ほどで合否通知が来ます。

ここで、内定が決まれば求人票で定められた時から入社することが決まります。

この時、不採用だった場合や複数社の内定が欲しい人は、また応募から転職活動を始めていきます。

求人票探しの時に、1社だけではなく、いくつかの求人を候補にしているかと思います。第二希望の求人に応募するのです。

退職手続き(1ヶ月〜2ヶ月)

転職先が決まったら、退職の申し出をしておきましょう。遅くても1ヵ月前には上司に伝えておくのがベストです。

また、社員証や制服などの貸与品はしっかりと職場に返却するようにしましょう。

また、退職の申し出をする際の強引な引き留めに会った場合の対処法も知っておくと良いでしょう。

入社(退職から数日後)

無事に退職が決まれば、後は入社日を待つだけです。このように転職完了まで3ヶ月〜9ヶ月はかかるので、遅くても間をとって6ヶ月前までには転職活動に取りかかる必要があるのです。

6か月よりも早く転職を完了させたい場合は、転職コンサルタントに相談してみしましょう。

希望の転職活動スケジュールなどを加味した上で求人を提案してくれるはずです。

出産するならもっと早く転職すべき

これまで、一般的な薬剤師の転職活動の期間について説明してきました。しかし今には例外があります。

結婚して妊娠や出産を控えている薬剤師であれば、もっと早めに転職活動を開始する必要があります。

まず、妊娠中に転職活動を始めても雇ってくれる会社はほとんどありません。

さらに、産休であれば転職後すぐに取ることができますが、育休は1年間同じ会社で務めなければ申請することができないのです。

できれば、妊娠発覚の半年前ぐらいには転職を済ませておくのがベストです。

転職先で半年ほど働いて、産休に入りそのまま、育休を取得できれば理想的です。つまり、出産を考えて始めるタイミングで転職活動を開始する必要があるのです。

自分の希望に合った時期に転職する

ここまで述べてきたように、ベストな転職の時期は人それぞれ変わってきます。

好条件で転職した人は1月から3月の求人に応募する必要がありますし、ライバルが少ない時期に転職した人は4月、5月に転職する方が良いです。

また、転職活動を開始する時期も最低でもある程度の目安があるものの、それぞれの事情によっても変わってきます。

そのため、自分に適した時期はどのタイミングかを見極める必要があります。この部分を踏まえた上で有利に転職活動を進めていきましょう。

薬剤師が転職する際に必ずといって使用するのが転職サイトです。というのも、100以上の中から自分の希望にあった求人を選べるためです。

 

幸いなことに、登録~転職完了まですべて無料で使うことができます。登録にかかる時間は2、3分程度です。ただ、転職サイトにも向き不向きがありますので、自分に合ったものを探す必要があります。

 

以下の記事では、薬剤師専門の転職サイトをランキング形式で特徴を解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。

薬剤師専門の転職サイトの特徴とランキング

薬剤師の多くが転職時に活用する「転職サイト」ですが、実際にどれを使えばよいかピンとこない人も多いかと思います。サイトによって強みや弱…

シェアする