動物関係の薬剤師になるには?資格や仕事内容など

薬剤師として動物関係の仕事に就きたいと考える人も多いでしょう。ただ、人間の病院ではないため、仕事内容や年収は変わってしまうのでしょうか?

しかし、働き方によっては一般的な薬剤師よりも大きく稼ぐことができるので、動物薬剤師だからといって、待遇が悪くなることはありません。

また、動物薬剤師になるためには、薬剤師資格以外に特別な資格は必要なのでしょうか?

そこで、今回は、動物薬剤師の仕事内容や求人、必要な資格などを解説していきます。

動物薬剤師が活躍できる場所

動物薬剤師の活躍できる職場が増えてきています。具体的には、動物薬剤師が活躍できる職場としては主に4つあります。

1.動物病院

2.動物医薬品メーカー

3.ペット用食品メーカー

4.動物医薬品検査所

では、具体的にそれぞれの仕事内容について見ていきましょう。

1.動物病院

個人の小さな動物病院であれば、薬剤師を雇わず獣医や看護師が直接、医薬品を処方するケースが多いです。

ただ、大きな動物病院や大学付属の動物病院では、 来院する動物の種類も多いため薬剤師を雇うこと病院も増えてきているので、動物病院で薬剤師が活躍することも増えてきています。

獣医は動物のけがや疾病に関しては詳しいですが、医薬品の知識に関しては薬剤師の方が何倍も上です。

当たり前なことですが、獣医や看護師だけでは、正しい処方が行うことができないケースもあるので、薬の専門家である薬剤師を雇うとするのです。

動物病院の薬剤師として働く場合には、一般的な調剤薬局の仕事内容と変わらないですが、動物の疾病などの知識は新しく勉強しておく必要があります。

そのため、今まで調剤薬局で働いてきた人は、経験を生かすことができるでしょう。

2.動物医薬品メーカー

動物専門の医薬品の開発に携わることができます。製薬会社の管理薬剤師と同じような仕事内容で、医薬品の品質管理やDI業務がメインです。

また、薬品を購入した動物病院から電話でお問い合わせが来ることもありますので、電話対応での質疑応答や医薬品情報の提供なども重要な役割となります。

3.ペット用食品メーカー

動物食品にも薬剤師の知識が必要になります。体内に入るものなので、食品が動物の体内にどうのように、影響するのかを知っておかなければ食品を開発することはできません。

仕事内容としては、食品の品質管理、データ分析、書類作成などがメインとなります。

4.動物医薬品検査所

農林水産省が行う動物医薬品検査所です。動物医薬品の開発から使用段階までの品質を管理するのが主な役割になります。

動物医薬品を出荷する際に、その品質や有効性ないし、安全性を検証していきます。

医薬品の検査をしていくなかで、薬剤師の知識は必要不可欠です。動物関係の仕事の中では薬剤師の重要が大きい職業と言えます。

動物の関わる薬剤師の求人は少ない

ペットを飼う人が多くなったとはいえ、すべての動物病院が薬剤師を雇っている状況ではありません。獣医が直接、処方を行うことが多いです。

そのため、動物病院での求人数がかなり少ないですが、動物医薬品メーカーの管理薬剤師であれば、比較的求人が見つかりやすい傾向にあります。

ただ、動物の商品だけを開発・研究している医薬品メーカーは非常に少ないです。

そのため、人間の医薬品~動物の医薬品までを取り扱っている一般的な医薬品メーカーであれば、求人も見つかりやすいでしょう。

ただ、動物病院で働きたい場合には、複数の転職サイトに登録して、より多くの求人の中から探していく必要があります。

多くの動物病院が薬剤師を雇っていないことから、動物病院の中では、薬剤師を雇うことで病院に信頼性を高めようしているところもあります。

こうした、動物病院を狙っていけば、比較的採用も決まりやすいでしょう。

動物薬剤師の年収や給料

高年収目指したい場合には動物病院ではなく、医薬品メーカーで働くことをお勧めします。

動物病院の薬剤師の年収は平均的に400万円から500万円程度です。一般的な薬剤師の年収が500万円前後であることから、動物薬剤師もあまり変わらないと言えます。

ただ、動物医薬品メーカーの管理薬剤師になれば700万円から1000万円近くの年収を目指すこともできるのです。

そのため、高年収を目指したい場合には動物病院ではなく、医薬品メーカーで働くことをお勧めします。

例えば、田舎の求人であれば動物病院の薬剤師であっても年収600万円以上で働くことができます。

もし高い給料で働きたい場合には医薬品メーカーに勤めるか、田舎の求人を探してみてください。

なぜ給料が高くなるかというと、田舎や地方は薬剤師の人手が足りていないからです。その分給料が一人の薬剤師に集約されるので、大幅に年収が上がるのです。

ただ、中には田舎でも給料が変わらない求人もあるので、注意が必要です。

薬剤師の年収が高い地域としては高知県や島根県が挙げられます。初年度から年収が600万円~700万円を提示してくれるケースもあるのです。

もし、高収入で動物薬剤師として働きたい場合は、田舎で働くことをお勧めします。

動物薬剤師の資格

特に必ず必要な資格などありません。薬剤師の国家資格を所有していれば、動物薬剤師として働くことができます。

ただ、ほかの薬剤師との差別化を図るために、以下の資格を持っておくと転職や就職に有利となります。

猫健康管理士

猫の病気や予防策などの知識を学ぶことができる資格となります。

グルーミングや猫の体の知識など猫の健康に関するエキスパートとして証明することができます。

通信制の講座を受講し、試験の合格することで資格を取得できます。動物看護師やペットシッター、猫カフェ従業員、動物薬剤師など猫に関わる仕事で活かすことができる資格となります。

現在、空前の猫ブームであるため、今後もさらに需要が高まる資格なので、動物薬剤師を目指すなら取得しておくとよいでしょう。

動物関係の薬剤師求人を探すには

動物薬剤師の求人は少ないので、動物に関わる薬剤師求人を見つけるのは難しいものがあります。転職サイトでも非公開求人として扱われていることが多いです。

そのため、最も確実な探し方としては、「転職サイト」に登録して、非公開求人も閲覧できるようにしておくとよいでしょう。

また、動物に関わる仕事を探していると伝えることで、コンサルタントの知識と経験の中から探し方や求人など提供してくれます。

もちらん、非公開求人でありながらも、転職サイトは一般的な薬剤師の求人だけではなく、動物関係の薬剤師求人も保有しています。

ただ。動物薬剤師の求人数が少ないため、求人が掲載された途端すぐに募集枠が埋まってしまうことが多いです。

そのため、いち早く求人情報をチェックしておく必要があります。

また、給料や年収、労働条件や環境などを踏まえて、ベストな動物関係の薬剤師求人を見つけるようにしましょう。

動物を飼う人が増えつつあり、ペットを家族の一員として扱うことが一般的となってきている背景もあるので、動物薬剤師が必要とされるようになるのは時間の問題です。

求人は少ないですが、将来性はあり、そこそこ給料も稼げるので動物の健康に関心があるなら、動物薬剤師を目指してみることをお勧めします。

薬剤師が転職する際に必ずといって使用するのが転職サイトです。というのも、100以上の中から自分の希望にあった求人を選べるためです。

 

幸いなことに、登録~転職完了まですべて無料で使うことができます。登録にかかる時間は2、3分程度です。ただ、転職サイトにも向き不向きがありますので、自分に合ったものを探す必要があります。

 

以下の記事では、薬剤師専門の転職サイトをランキング形式で特徴を解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。

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