病院薬剤師に必要な能力とは!向き不向きなど10点

薬剤師としてスキルアップを考えるなら、病院薬剤師で働きたいと思う人もいるでしょう。

一般的な薬局よりも、取り扱う医薬品の種類が多いので、幅広い知識を得ることができます。

また、チーム医療を経験することができるので、医師や看護師など各分野の専門家との連携も学ぶことができます。

その反面、「病院薬剤師はきつい」や「辞める人が多い」といった不安に感じるところもあるかと思います。やはり、仕事には向き不向きもあります。

そこで、この記事では病院薬剤師に必要な能力やスキルについてまとめていきます。

病院薬剤師の業務内容

病院薬剤師に必要なスキルや適性を解決していく前に、仕事内容をある程度理解しておくと良いでしょう。

病院には大きく分けて以下の3つの種類があります。

  • 急性期病院
  • 慢性期病院
  • ケアミックス病院

これらのどの病院にで働くかによって仕事内容が変わってきます。もちろん、

処方箋監査

調剤業務

服薬指導

といった薬剤師としての基本的な業務は、どの病院も同じですが、病院の種類によってそれぞれ特徴があります。

急性期

急性期病院では主に、緊急を要する治療が必要な患者さんが訪れます。また、インフルエンザやノロウィルスなど、症状が一時的なものが多いです。

一般的に病院と聞くと、この急性期病院を思い浮かべる人が多いでしょう。

急性期病院の特徴としては、夜勤や当直があることです。

やはり、急に患者さんの容体が悪くなることもありますので、深夜であっても薬剤師が常駐しなければいきません。

そのため、急性期病院は労働時間が長くなるケースが多くあります。

ただ、急性期病院のメリットとしては症状が複雑なことがあるので、最新の医療技術を使って治療に当たることがあります。

また、薬局などではあまり扱わない、麻酔薬なども使用することも多いのでスキルアップには非常に適した環境だといえます。

慢性期

一方で慢性期病院は、長期間の療養が必要な患者さんが集まっています。

その多くの患者さんは症状が安定しているケースが多く、容体が急変したりということも少ないのです。

つまり、当直や夜勤もあまりなく労働時間が短くなるケースが多いです。また、一人当たりの治療に充てる時間が長いので、薬のついて説明などもしっかりとすることができます。

患者さんとの信頼関係が築きやすく、病気や怪我が治癒していくところを間近で見れるので、やりがいも感じやすいです。

ただ、病状が安定していて、特に複雑な症状の患者さんも少ないので、基本的な治療になりがちです。そのため、スキルアップに適した環境とは言い難いでしょう。

ケアミックス

ケアミックスは、急性期と慢性期の二つを兼ね備えた病院です。

一般的な治療から手術、入院など様々な患者さんに合わせて治療することができます。

仕事内容や働きやすさ急性期病院に近いです。やはり、緊急を要する患者さんがいる以上は夜勤や当直を外すことはできません。

もちろん、急性期急性期病院と同じく、最新医療や幅広い薬品を扱うので、スキルアップに非常に適しています。

病院薬剤師に必要な能力

薬剤師の仕事なので、調剤スキルや薬品の知識などは当たり前のように求められます。そこで、薬剤師的なスキル以外で病院薬剤師に必要な能力について挙げていきます。

1.コミュニケーション

まず、1番に求められるスキルが、コミュニケーション能力です。先ほども少し触れましたが、病院はチーム医療で仕事が進んでいきます。

そのため、正確に情報伝達できる能力がないと、取り返しのつかないミスにもつながります。

特に急性期病院では、患者さんの命に関わることも多いため、小さなミスでも見逃すことができません。

コミュニケーション能力は、他の仕事でも必要ではありますが、病院薬剤師として働くのであればより必須なスキルと言えましょう。

2.体力

意外に思われるかもしれませんが、コミニケーション能力の次に「体力」が重要視されます。

病院薬剤師は、1日中立ちっぱなしで調剤業務や患者さんの対応しなければなりません。また、薬を届けに病棟をかけづりまわることもあります。

特に大病院になると敷地が広いので、薬を届けるだけでもかなり疲れます。

そのため、何かスポーツ経験や運動の経験があればアピールポイントとして使うことができます。

3.英語

現在、医療のグローバル化が進みつつあるので、日本だけではなく国内外の知識を使うこともあります。

英語が読めるだけでも、知識の幅や扱える薬品の種類も増えますので、仕事がスムーズに進みやすくなります。

「読む」「書く」「聞く」「話す」のすべてが必要と言うわけではなく、最低限読み書きができれば、活躍の幅も広がるでしょう。

病院薬剤師に向いている人

病院薬剤師に必要な能力を解説しましたが、能力があっても適正がなければ続きません。そこで病院薬剤師に向いている人と向いていない人の特徴を挙げていきます。

知識欲の強い人

どんどん医薬品知識を身につけたいという気持ちがある人には病院薬剤師は向いています。

最先端の医療や、様々な症状に合わせた医薬品の知識など学べる事は山ほどあるからです。

このような知識を身に付けたいと言う気持ちがなければ、毎日の病院薬剤師としての仕事が苦痛にしかありません。

慢性期病院では、ものすごく知識欲がないとやっていけないわけではありませんが、それでも一般的な薬局よりも学べることが多いです。

そのため、心の底から薬品の知識を身に付けたい気持ちが強い人は病院薬剤師の適性があると言えます。

せっかちなタイプ

病院薬剤師は非常に仕事量が多い仕事ですので、効率的に業務を行なわなければどの仕事が溜まってきます。

そのため、時間にルーズな人はあまり向いていないといえます。一つ一つの作業を1秒でも早く正確にこなしたい人にはかなり向いています。

あまり患者さんが来ない薬局で働いていた薬剤師が病院へ転職すると、忙しすぎて仕事についてこれないこともあります。

これまで、わりとのんびりと仕事をしてきた人にとっては、かなりギャップを感じるでしょう。

仕事一筋な人

病院薬剤師として働いているとどうしてもプライベートの時間が取れないことが多いです。

急性期病院やケアミックス病院では、特にその傾向が強く、労働時間が長いため家に帰るのが、23:00や深夜になることもあります。

当直や夜勤を引き受けた場合、朝方夜お昼過ぎぐらいまで仕事をしている日もあるのです。

このように、労働時間が長いので自分の時間を取ることが難しい職業なのです。そのため、仕事一筋で生きていけるといった人に向いていると言えます。

若い人

病院薬剤師は、一般的に20代や30代が採用されやすいです。

40代以降になると薬局から病院に転職することが非常に難しくなります。

というのも、10代の方が当直が夜勤を引き受けてくれやすかったり、低い年収に充てることができるため病院にとっても経済的なのです。

また、病院薬剤師の給料が低いのです。そのため、家族を養わないといけない立場にある人は生活が苦しくなってしまいます。

このような背景から、中高年よりも若い人の方が病院薬剤師として働きやすいといえます。

向いてない人

年収を上げたい人

先ほども説明しましたが、年収を上げたいという理由で病院薬剤師になる人はほぼいません。

病院では月収20万〜25万円が相場です。一般的な調剤薬局と比べてもかなり低い年収といえます。

そのため、年収を上げたいと言う人は病院薬剤師には向いていません。

ただ、給料はある程度欲しいけど、病院で働きたい人は慢性期病院に応募するのが良いでしょう。急性期病院よりも年収が高くなることが多いからです。

それでも、基本的には年収目当てで、病院薬剤師になるのは賢明とは言えません。

仕事が好きじゃない人

薬剤師の仕事を楽しいと感じられない人は病院薬剤師には向いていないといえます。

やはり、労働時間が長いことが多いので、毎日のように医薬品に触れることになります。

この業務をつまらないけれど仕事だから我慢して行っている人はいつか限界が来てしまうでしょう。

薬剤師の仕事にやりがいを感じていて、楽しんで毎日の業務に取り組める人が向いている職場です。

なるべく人と話したくない人

病院薬剤師に最も求められるスキルはコミュニケーション能力なので、人と話したくない人には向いてないです。

仕事上のコミニュケーションだけでなく、雑談やプライベートな話題を挟める人が向いています。

チーム医療でも、一緒に働く仲間のことがわかっていないと、仕事上でのコミニケーションにも壁が生まれてしまいます。

また職場の空気も、仕事のやりなさに影響してきますので、雰囲気作りができる人の方が病院薬剤師には向いているといえます。

病院薬剤師になるべきか

ここまで、病院薬剤師のに求められるスキルや適性について加筆してきました。

もし、あなたが20代や30代でスキルアップのために病院薬剤師として働こうか迷っている場合には、一度経験してみることをおすすめします。

やはり、40代以降になってからではなかなか病院薬剤師として働く事は難しいです。

経験して後悔するのと、経験できずに後悔するのとでは天と地の差があります。

もちろん、向き不向きがありますので、自分の適性を考えて病院薬剤師になるべきか、ならざるべきかをしっかりと判断していきましょう。

薬剤師が転職する際に必ずといって使用するのが転職サイトです。というのも、100以上の中から自分の希望にあった求人を選べるためです。

 

幸いなことに、登録~転職完了まですべて無料で使うことができます。登録にかかる時間は2、3分程度です。ただ、転職サイトにも向き不向きがありますので、自分に合ったものを探す必要があります。

 

以下の記事では、薬剤師専門の転職サイトをランキング形式で特徴を解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。

薬剤師専門の転職サイトの特徴とランキング

薬剤師の多くが転職時に活用する「転職サイト」ですが、実際にどれを使えばよいかピンとこない人も多いかと思います。サイトによって強みや弱…

シェアする