ブランク10年、20年の薬剤師がするべきこと

薬剤師として仕事復帰する場合、長い期間ブランクがあると不安も大きいかと思います。

求人は見つかるか?

仕事について行けるか?

ブランクのせいで冷たい視線を感じないか?

子育てと両立できるだろうか?・・・・

などなど。悩みは尽きないかと思います。特に結婚や妊娠をきっかけに一度、薬剤師を退職して、家事や育児に専念すると言う場合、ブランクが10年や20年にも及んでしまうことがあります。

その間に見たことも聞いたこともない、新薬が開発されていたり、ジェネリックも増えていたりと現役の頃とはルールが大きく異なります。

薬剤師は一般的には「2年間」の空きがあると、ブランクがあると定義されます。2年間で薬価や調剤報酬が改訂されたり、第一類医薬品の一部が要指導医薬品に分類されるなどの変化があるからです。

ブランクが2年以上ある場合は様々なルールが変わるため、仕事復帰したときに慣れるまではスムーズに仕事を進められないことが多いです。

ただ、ブランクがあるからといって復職ができないかと言えば、そんなことは全くなく、むしろブランクはそこまで大きな問題ではありません。

薬剤師においてブランクはよくあること

実際に薬剤師の60%以上は女性であると言われています。そのため、出産や子育てを理由にブランクができてしまうのは自然なことです。

しかし。ブランクが抱えつつ仕事復帰して、バリバリ活躍している人は多いです。もちろん、家事や子育てとの両立も可能です。

仕事復帰したばかりは、薬価や調剤報酬が変わってたり、新薬が増えているなどで慣れないことも多いですが、長くても1年間働けば、だいぶ感覚も戻ってくるかと思います。

ただ、自信過剰になってもいけません。一度薬剤師経験があるからといって「即戦力求む!」みたいな求人に手を出すと、受け入れてもらえないことがほとんどです。

また、あなたが家庭と仕事を両立しなければならない場合、仮に受けれてもらえたとしても、仕事が忙しくて、家事や子育てがおろそかになってしまう恐れがあります。

なので、長期間のブランクがある場合に、求人を探す時は「ブランク歓迎」の求人を選ぶようにしましょう。

ブランクが10年、20年ある場合に求人はあるのか?

まず、結論から申しますと、どちらでも問題なく求人を見つけることができます。

というのも、「未経験OK」の求人が存在するからです。いくら長期間のブランクであれ、未経験を歓迎している職場でなら受け入れてくれます。

むしろ全くの未経験よりも、少なからず経験がある人の方が、全く知識や経験が薄れているとしても優遇されます。

ただ、前職辞めた理由が曖昧だったり、働いている年数によっては、受け入れてもらえないこともありますので、しっかりとネガティブな理由で辞めてしまった人はしっかりと戦略を練る必要があります。

いきなり現場に入るのは不安・・・

薬局薬剤師として仕事復帰する場合、初日から現場に入って先輩たちに教えてもらいながら働くようになります。

だた、10年や20年のブランクがあると、患者さんの質問に的確に答えられるか心配という人も多いです。

特に20年のブランクがある人の場合、1前職で10年以上働いていないと、ほぼゼロスタートな状態からスタートするケースがほとんどです。

この場合「復職支援プログラム」受けるか、「研修制度」のある求人を探すという方法があります。

人材紹介会社の中には、仕事の感覚を少しでも取り戻したいという人に向けて「復職支援プログラム」を行っている会社もあります。

また、病院では少ないですが、大手調剤チェーンやドラッグストアでは「研修制度」を設けているところも多くあります。

ただし、求人票に「研修あり」と書いてあっても実際のところ研修してくれない会社もありますので、この辺りは転職エージェントの協力を得て、研修がしっかりしている職場を選定する必要があります。

さらに公益財団法人の日本薬剤師研修センターや一般社団法人の女性薬剤師会などは薬剤師の教育や研修を行っています。

いきなり現場で働くのは抵抗があるという方は、まずは、このようなフォローアップ制度をうまく利用すると復職への自信を高められます。

復職するにあたり勉強すべきこと

ブランクが長い場合、薬剤師として最低どこまでの知識があれば仕事に支障が出ないのか、すごく気になるところですよね。

現役時代で通用していた知識が、現在では使えなくなっていること容易に想像できます。

できれば、調剤の基本や薬歴管理の書き方、法律に関することはざっくりでも知っておくと働きやすいかと思います。また、薬学的な面で言うと、最低限「薬理学」だけ学んでおけば問題ありません。

復職して仕事に慣れるという意味では、とりあえず「薬理学」だけでOKです。

もっと知識深める場合には、「薬物動態」や「漢方」も、学んでおくとスキルが高まりますが、少しづつ感覚を取り戻すために、まずは大学で習ったことや現役時代に行っていたことを振り帰ることから始めましょう。

といっても、超専門的な本を買う必要はなく、わかりやすく書かれている入門書などで軽くおさらいしておくだけで十分です。

また、日経メディカルなどの、医療系のニュースサイトをチェックしておくと、少しでもギャップ埋めることができます。

ママ薬剤師がブランクありで家庭と仕事を両立する方法

妊娠や出産をきっかけに薬剤師を退職し、専業主婦となった人が子どもの学費が高いと感じて復職を考えるケースはけっこう多いです。

すべて子どもの学費はすべて公立で通うとしても、幼稚園から大学までで1000万円程度かかります。このような背景から「わたしも稼げるようにならなきゃ」とブランクを抱えながらも復帰しよとするのです。

この時子どもが小さい場合、仕事と家庭の両立が必要になります。

言うまでもないことですが、責任の重い仕事やハードな雇用形態で働くのはあまりオススメできません。

仕事もしながら子育てもするとなると、やはり、パートや派遣という形を選ぶ人が多いんですね。

正社員となると、責任も重く、多くの仕事を任されるため、なかなか薬局を離れることができません。家庭との両立を考えているのなら、あまり適した職場とは言えません。

一方でパートや派遣であれば、週3日だけ働くということも可能ですし、勤務時間を選ぶことができます。

さらに責任が少ない分ブランク明けでもハードルは低いので、復帰するママ薬剤師にとってはピッタリであると言えます。

ただ、パートや派遣の違いもありますので、あなたの希望に合ったものを選ぶ必要があります。

パート

人手が足りない時に地域の店舗にヘルプされることはあるものの、基本的には一つの職場で長く働ける。

さらに一定時間勤務すれば、社会保険に入ることができます。勤務時間によっては、福利厚生も充実させることができるので、安定して一つの職場で長く働きたい人には適していると言えます。

派遣

一方で派遣は契約更新してくれなかった場合、また新しい職場を探さなくてはいけません。

ただ、様々な職場を経験できるという点では、メリットにもなります。さらに、病院薬剤師は給料が低いことで有名ですが派遣であれば、時給2500円〜3000円という求人もあります。

病院には様々な症状の患者さんが来院するので、幅広い医薬品を取り扱うことになります。

例えば、眼科の門前薬局で勤めていた人はどうしても扱う医薬品が限られます。その分、病院で働くことは薬剤師としてのスキルアップにつながるのです。

さらに派遣は時間も選べるので、子育てとスキルアップの両立を目指す人にはオススメです。

このように例え、ブランクが10年、20年あろうとも受け入れてくれる職場はありますし、復職するためのプログラムなんかもあります。

なので、復職自体は特に問題なくすることができます。あとは、いかに仕事の感覚を思い出すかと、新しいルールを覚えるかにかかっています。

薬剤師が転職する際に必ずといって使用するのが転職サイトです。というのも、100以上の中から自分の希望にあった求人を選べるためです。

 

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