Webライターが執筆のやる気・モチベーションを上げるには?

やる気が出ない

  • 記事を書かなきゃいけないのに筆が重い
  • 記事の執筆に集中できない
  • ついついYoutubeを見てしまう
もやもやする男性

こんな悩みはありませんか?Webライティングの作業は集中力を使いますし、やる気やモチベーションが起きないと死活問題になりますよね。

かくいう僕自身、Webライティングへのモチベーションが上がらず、1000文字書くのに5時間かかった経験がありました。ようやく書き始めたかと思いきやYoutubeをだらだら見たり、ネットサーフィンをしたりでまったく集中できませんでした。

しかし、今ではWebライティングに集中するコツを理解したおかげで、毎日安定してやる気を維持できるようになりました。そこで本記事では、Webライター歴6年の僕が、執筆へのやる気・モチベーションを高める方法について詳しく解説していきます。

teshy
頭で考えるとやる気がなくなる!

Webライティングへのやる気がなくなる理由

まずはWebライティングのやる気がなくなる原因についてみていきましょう。

やる気がなくなる原因①「思考」

作業量を「思考」で考える、圧倒されてしまうことが多いです。例えば、

  • 3時間書こう
  • 10000文字書こう
  • リサーチしよう

このように「思考(言葉)」作業を考えると、めんどくさいな…という気持ちが現れます。しかし、そいった思考を持たずに、ただ1つ1つ作業をしていると、気が付いたら終わってたという状態になります。

例えば、外出先から家に帰るまでの道のりで、「あと1時間もかかる…」と考えるとストレスになります。

しかし、道のりのなかで、「こんなお店できたんだ」「この辺りは自然が多くて癒されるな…」といった具合に、帰る道のりを堪能すれば、「あれ、もう家につくじゃん」といった具合に、めんどくささがなくなるのです。

他にも、仕事をやりたくない…という気持ちを生み出す思考がやる気を低下させる原因です。

例えば、

ゲームやりたい…
寝ていたい…
早く終わらないかな…
この執筆のテーマはつまらないな…

などの思考です。こうした雑念が生まれると、仕事に対するやる気がどんどん落ちていきます。

やる気がなくなる原因②「刺激中毒」

プライベートの時間にYoutubeや漫画、ゲームなど刺激の強いコンテンツに触れている場合は、仕事になると思うように手が動かないことがあるかもしれません。

これはプライベートの時間に刺激を受けすぎていて中毒になっているためです。その結果、仕事などの刺激が少ない活動に移った時に、禁断症状のようにストレスがかかってしまいます。

やる気がなくなる原因③「プレッシャーがない」

人は特にめんどくさいものほど、危機迫らないければ行動しません。なぜ仕事をやらなければいけないのかが明確でないとやる気が起きないのです。

仮に長期的に見て収入が減る、キャリアが停滞するなどの悪い結果になるとわかっていても、現時点ではその危機感が眼前にないため、

「なんとかなるだろう」
「きっと大丈夫」
「明日やればいいさ」

目の前のやるべきことへのモチベーションが失われてしまうのです。ライティングをやらないことで起きるデメリットが今この瞬間にないと、人は怠けてしまうわけです。

teshy
フリーランスは周囲からのプレッシャーがないのでやる気がなくなりがち…

Webライティングへのやる気を出す方法10選

Webライティングを始めたものの、なかなかやる気が出ないという経験は誰にでもあります。

毎日コツコツと続けることは簡単ではありませんが、効果的な方法を知っておくことで、モチベーションを維持することができます。ここでは、実践的で継続できるやる気の出し方をご紹介します。

1.目標を小さくする

Webライティングで大切なのは、無理のない目標設定です。「今日は3000文字書く!」という大きな目標を立てるのではなく、「まずは500文字書こう」という小さな目標から始めましょう。

小さな目標を達成することで、自信がつき、やる気も自然と湧いてきます。

  • 3000文字書く!⇒まずは500文字書く
  • 3時間執筆する!⇒5分だけ初めてみよう
  • 1週間以内に納品する⇒まずは1時間で2000文字書く

実は、目標を小さく設定することは、長期的に見ると大きな成果につながります。小さな成功体験を積み重ねることで、自然とライティング力が向上し、作業効率も上がっていきます。

最初は「1日30分」という時間設定や、「見出し3つ」といった具体的な数値目標から始めてみましょう。

小さい目的から達成しよう

2.しっかりリサーチする

Webライティングのやる気が出ない理由としては、執筆のテーマに興味がないというものがあげられます。興味がないとなかなか筆が進まず、どんどんモチベーションが落ちてしまいます。

しかし、興味がないジャンルであっても、1つ1つ調べて理解を深めれば、少しずつ興味がわいてくるものです。人は知らないことには興味が湧きません。

しかし、ある程度知識が深まると、

「これってどういうことなのかな?」

といった疑問や興味が湧いてきます。

リサーチをしっかり行うことで、書くべき内容が明確になり、執筆がスムーズに進みます。また、新しい知識を得ることで、ライティングへの興味も深まります。

3.誘惑を遮断する

スマートフォンの通知やSNSの誘惑は、集中力を大きく削ぐ要因となります。効率的にライティングを進めるためには、作業環境から誘惑を排除することが重要です。

集中できる環境づくりは、質の高い文章を生み出すための第一歩となります。

  • スマートフォンを別室に置く
  • SNSをブロックするアプリを活用
  • サイトブロックを活用する
  • 不要な通知をオフにする
  • 集中を妨げる音を排除する

誘惑を遮断することで、驚くほど作業効率が上がることを実感できるはずです。最初は少し不安かもしれませんが、2時間だけでも試してみましょう。メールやSNSをチェックする時間を決めておくことで、かえって心理的な余裕が生まれます。

4.切り替えスイッチを作る

仕事や学業の合間にライティングを行う場合、気持ちの切り替えが重要です。例えば、お気に入りの音楽を流す、香りを変える、座る位置を変えるなど、小さな儀式を設けることで、ライティングモードへの移行がスムーズになります。

  • 作業開始前に深呼吸をする
  • 専用の作業BGMを用意する
  • ライティング用の眼鏡を準備する
  • アロマディフューザーを活用する
  • 作業用の服に着替える

このような切り替えスイッチを持つことで、「今からライティングを始める」という心の準備ができ、スムーズに作業に入ることができます。日々の習慣として定着させることで、より効果的な切り替えが可能となります。

切り替えスイッチ

5.キリの悪いところで終わらせる

一日の作業を終える際は、あえて中途半端なところで止めることをお勧めします。次の段落の書き出しまで考えておく、または箇条書きだけ残しておくなど、次回のスタートがスムーズになるような工夫をすることで、次の日のやる気が自然と湧いてきます。

  • 次の見出しまで考えておく
  • 文章を書きかけにしておく
  • 続きの展開をラフに書いておく

人は未完成のタスクを気にかける傾向があります。これを利用して、次回の作業へのモチベーションを高めることができます。完璧に区切りをつけるのではなく、あえて「続きが気になる」状態を作り出すことで、次回の作業開始がスムーズになります。

teshy
最後まで書いてしまったら、次の記事の見出しだけでも作っておくと次回作業にとりかかりやすくなります

6.貢献性を考える

Webライティングは、読者の悩みや課題を解決する重要な手段です。あなたの記事が誰かの役に立つと考えることで、より質の高い文章を書こうというモチベーションが生まれます。

読者の立場に立って、どんな情報が求められているかを考えながら執筆することで、やりがいを感じられます。

  • 読者の具体的な悩みを想像する
  • 解決策を分かりやすく提示する
  • 実体験を交えて説得力を高める
  • 読者からのフィードバックを集める
  • 記事の社会的価値を考える

読者の人生をより良くする手助けができるという意識を持つことで、ライティングは単なる作業ではなく、意義のある活動となります。

特に、自分が過去に悩んでいた問題の解決策を提供できるとき、その喜びはより大きなものとなるでしょう。

7.目的を意識する

なぜこの記事を書くのか、その目的を明確にすることで、モチベーションは大きく変わります。収入を得るため、知識を深めるため、スキルアップのため等、目的は人それぞれですが、それを意識することで、作業に意味を見出すことができます。

  • 具体的な目標金額を設定する
  • キャリアプランを描く
  • 専門性を高める分野を決める
  • 発信したい価値を明確にする
  • 達成したい期限を決める

目的を持って取り組むことで、一つ一つの記事に込める思いも変わってきます。

単なるノルマ達成ではなく、自分の成長につながる活動として捉えることで、より前向きに取り組むことができるようになります。

8.体を動かす

デスクワークが中心のWebライティングでは、体を動かすことが重要です。適度な運動は、脳の活性化につながり、アイデアの創出や文章力の向上に効果があります。

また、運動後の爽快感は、作業へのモチベーションを高めてくれます。

  • 作業前にストレッチをする
  • 昼休みに散歩する
  • 簡単なヨガを取り入れる
  • デスクで出来る運動を実践する
  • 階段を使って運動する

体を動かすことで、血行が促進され、脳に新鮮な酸素が供給されます。その結果、集中力が高まり、より質の高い文章を書くことができます。

運動は気分転換にもなり、長時間のライティングによる疲労を軽減する効果もあります。

体操

9.オンライン自習室を使う

オンライン自習室は、一人でライティングする寂しさを解消してくれます。オンライン自習室とは、ZoomやGoogle meetなどで繋がりながら、お互いに作業監視し合うというものです。同じように作業に取り組む人々の存在を感じることで、モチベーションが高まり、集中力も持続します。

オンライン自習室には、以下のメリットがあります。

  • 他の人の頑張りが刺激になる
  • 人の目が適度なプレッシャーになる
  • 達成感を共有できる

オンライン自習室では、画面越しに他の参加者の様子を見ることができます。互いに刺激し合いながら、自分のペースで作業を進められる環境は、在宅ワークの孤独感を和らげ、継続的なモチベーション維持につながります。

10.教育系ラジオを流す

基本的に無音のほうが執筆への集中力は高まります。しかし、一方で刺激が低すぎるとモチベーションが上がりにくくなります。そこでおすすめなのが、

 

  • 教育系やノウハウ系の音声を流す

 

ことです。エンタメ系の内容や激しいアップテンポな音楽などは、作業に集中できないので、なるべく知識系のラジオ感覚で聴けるコンテンツを流しましょう。

特に、Youtubeにも長尺の作業用動画でさまざまテーマを解説した動画があります。例えば、以下のような動画がおすすめです。

僕は仏教が好きなので、お坊さんの説法や仏教哲学の動画を流しながら作業することが多いです。

しかし、注意点としてはずっと流すのではなく、作業が止まったり、モチベーションがわかなくなったりしたときに流すのが大切です。

ずっと聞いていると、集中力が低下してしまうのでバランスを意識するようにしましょう。

teshy
個人的には、最初の段階でなかなかやる気が上がらない時に作業興奮を起こすために流しています

やる気を高めそうで、実はやる気を破壊する方法3選

時として、モチベーション向上に効果があると思われている方法が、実は逆効果になることがあります。これらの方法は、一時的には効果があるように感じられますが、長期的には作業効率を低下させる可能性があります。以下では、そのような一般的な誤解について解説していきます。

歌を聴く

音楽は気分を高揚させ、やる気を出してくれると思われがちですが、歌詞のある曲を聴きながらのライティングは、実は思考の妨げとなることが多いです。

脳は歌詞の処理と文章作成を同時に行うため、集中力が分散され、作業効率が著しく低下してしまいます。

  • 歌詞が記憶に干渉する
  • メロディーに気を取られる
  • 感情が曲に影響される
  • 文章のリズムが乱れる
  • 作業時間が長くなる

歌を聴きながら作業すると、無意識のうちに歌詞を追ってしまい、自分の書きたい文章に集中できなくなります。特に、好きな曲や新しい曲の場合、その影響は顕著です。作業中は歌詞のない曲や環境音を選ぶことをお勧めします。

カフェインを飲む

コーヒーやエナジードリンクなどのカフェイン摂取は、一時的な覚醒効果をもたらしますが、過度な摂取は逆効果です。

集中力の急激な上昇と低下を繰り返すことで、安定した作業リズムを維持できなくなり、結果的に生産性が低下してしまいます。

  • 集中力のムラが発生する
  • 疲労がたまりやすくなる
  • 睡眠サイクルが乱れる
  • 依存性が生まれやすい
  • 胃腸への負担が大きい

適度なカフェイン摂取は問題ありませんが、それに頼りすぎると体調管理が難しくなります。代わりに、水分補給や軽い運動で自然な覚醒を促すことをお勧めします。長期的な視点で見れば、健康的な生活リズムを保つことが最も効果的です。

ポモドーロテクニック

25分作業・5分休憩のサイクルを繰り返すポモドーロテクニックは、多くの人に推奨されていますが、必ずしも万能ではありません。

特にライティング作業では、良いアイデアが浮かんできた時や文章の流れが良くなってきた時に、強制的な休憩が創造性を妨げることがあります。

  • 作業の流れが途切れる
  • 集中力の波を活かせない
  • 記事の一貫性が保ちにくい
  • 時間に縛られすぎる
  • 柔軟性に欠ける

ポモドーロテクニックは、タスク管理の一つの方法として有効ですが、ライティングのような創造的な作業では、むしろ自分の集中力や創造性の波に合わせて柔軟に時間管理をする方が効果的です。その日の調子や作業の性質に応じて、作業時間を調整することをお勧めします。

時計

やる気に頼らない状態を目指そう

Webライティングを長く続けるコツは、毎日の習慣にすることです。やる気や感情に左右されず、自然と机に向かえる状態を作ることで、安定した執筆活動が可能になります。ここでは、効果的な習慣化の方法をご紹介します。

毎日同じ時間に書く

決まった時間に執筆することで、体と脳が自然とライティングモードになっていきます。朝型の人なら朝食後の30分、夜型の人なら夜10時からなど、自分のリズムに合わせて設定しましょう。

  • 自分の生活リズムに合う時間を選ぶ
  • 最初は15分から始める
  • 他の予定と重ならない時間を確保
  • アラームで知らせる仕組みを作る
  • 休日も同じ時間に行う

時間を固定することで、「今日は書く気分じゃないな」という気持ちに関係なく、自然と作業を始められるようになります。特に朝の時間帯は、他の予定に左右されにくく、習慣化に適しています。

すでにある習慣とむすびつける

新しい習慣を定着させるには、すでに確立している行動と結びつけることが効果的です。例えば「コーヒーを飲んだら15分書く」「通勤電車では必ずネタ出しをする」といった具合です。

  • 朝食後の時間を活用する
  • 通勤・通学時間を使う
  • 入浴後の10分を確保する
  • 昼食後に取り組む
  • 夜の歯磨き後に行う

既存の習慣という確実な「きっかけ」があることで、新しい習慣が自然と身についていきます。毎日必ずやることと組み合わせることで、忘れることなく続けられます。

専用の場所を決める

同じ場所で作業することで、その環境自体が「書き始めるサイン」となります。自宅の決まった場所でも、お気に入りのカフェでも構いません。場所を固定することで、座った瞬間に自然と集中モードに入れます。

  • 作業専用の机を用意する
  • カフェなら同じ席を使う
  • 文房具は決まったものを使用
  • 照明の明るさを一定に保つ
  • 不要なものは置かない

場所を決めることで、脳が「ここは執筆する場所」と認識し、自動的にライティングモードに切り替わるようになります。これにより、モチベーションに頼ることなく作業を始められます。

まとめ

やる気が出ない原因は、作業量への思考的プレッシャーや刺激中毒、危機感の欠如にあります。これらを克服するために、目標を小さく設定する、深いリサーチで興味を引き出す、誘惑を遮断するなどの方法を実践してみてください。

ただし、歌を聴きながらの作業や過度なカフェイン摂取は逆効果になりかねません。むしろ大切なのは、毎日同じ時間に書く、専用の場所を決めるなど、やる気に頼らない習慣作りです。これらの方法を実践することで、皆さんもWebライティングを継続的に楽しめるようになるでしょう。

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